建物の外壁チェックをしていたり、修理に関しての相談をしたりしている時、
聞き馴染みのない言葉を耳にすることがよくあります。
いわゆる「専門用語」という言葉です💡
防水工事に使う防水材、塗装工事に使う塗料、補修工事で使う木材などの各資材の名称、使用する工具や採用されている工法の名称、建物各部の名称など、
専門的な言葉にはあらゆる場面で出会うものです。
業界では当たり前のように使われていても、多くの人からすれば、
「え、何その名前?」
「何の事を言っているの?」
「それはどこなの?」
となってしまうと思います。
業界用語はどんな職業にもありますから、それは当たり前なのかもしれませんね(*_*)
今回は、最近工事の依頼が増えている屋根や屋上部分について注目していきます。
大きく「屋上」とくくってしまいがちですが、上部イラストのように屋根の各部には名称があります。
一部ではありますので、屋根の形状によってはまた違った名称もありますが、どれも屋根工事の際にはよく出てきます✎
そのなかでも、
・棟(むね)
屋根の面と面が交わる高くなっているところ。
・谷(たに)
屋根の面と面が交わる低くなっているところ。
・隅棟(すみむね)、下がり棟(さがりむね)
一番高い棟から見て下がっていっているところの棟。
・軒(のき)
屋根の窓や外壁よりも突き出ている部分。
・軒天(のきてん)
軒の裏側にある天井部分。
・ケラバ
妻側の屋根の斜めになっているところの外壁から外に出ている端部分。
・鼻隠し(はなかくし)
樋が付いている軒の先端部分。
・庇(ひさし)
窓や出入り口の上に取り付けられた小屋根。
・破風(はふ)
妻側の先の斜めになっている部分。
は、屋根工事だけではなく、防水工事や塗装工事などでもしばしば登場します。
結構細かい範囲や場所を言い分けるので、言葉だけではなかなかピンときづらいですね💦
しかし、各部分それぞれに専用の資材があり、それぞれに適した工法で工事が行われるので、
ひとつ「屋根を直そう」といっても、どこも同じように扱うことはできません。
建物のある土地環境によっては一部だけ劣化が激しいということもありますので、工事範囲内、工事範囲外の区切り方も変わってきます。
ですので、細かい工事になった時に、「ここが傷んでいるからここの工事が必要なのか」とイメージできるように、各部分の名称や特徴を知っておくことは非常に大切なのです!
屋根に限らずではありますが、建物の細かい部分の経年劣化でも、それが別の箇所に広がれば大きなトラブルにつながります。
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