あなたのお家は建築してから何年でしょうか❓
新築で購入したばかりであればきれいなお家で、建物のトラブルや生活するなかでの不安などもないかと思います。
しかし、中古住宅を購入し住まれている方、長年住んでいる方は築年数が10年を超えてところどころ修繕が必要になっている、というケースが多くあります。
大きい建物トラブルはなくても安全面においては、一般的におおよそ築10年を超えてくると、劣化部の調査、メンテナンスを行う時期になると言われています🔍
そのため近年では、修繕のための屋根や屋上の防水工事が非常に増えてきているんですよね。
建物の防水工事を行う際には、当然ですが水が建物内部に侵入しないように施工する必要があります🔨
ですが防水工事では、大元の防水に加えて建物の「雨仕舞」というものも、一緒に考えなければなりません。
「雨仕舞」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、「防水」と「雨仕舞」の違いについて、今回取り上げさせていただきます。
まず「防水」とは建物内部に雨水が入り込まない仕上げのことを言います📝
例えば、防水性のシートで水の侵入を防ぐシート防水や防水性のある塗装で水の侵入を防ぐ塗膜防水など、屋根の状態や形状に合わせて防水層を作る作業が、「防水」の役割です。
屋根だけでなく、窓枠の端部や室内の水回りで活躍するコーキング材、廊下、歩道、駐車場など床に塗られるウレタン樹脂も、防水の役割を担います。
「防水」については、建物の見た目にも分かりやすく、イメージもしやすいかと思います💭
一方、「雨仕舞」とは、雨が建物内部に入らないように建物や屋根の形状を工夫することです📝
言い方を変えれば、
「屋根に降り注いだ雨水を建物内部に入り込まないように効率的に流す」
ことです。
例えば、一般的な三角の切妻屋根であれば屋根の勾配に沿って、棟から軒、そして地面に雨水が流れていきますよね🏠
基本的には、高い方から低い方へ、垂直や平行に流れて建物に水が溜まってしまわないように設計されているからです。
それはたとえ特殊な形状や複雑なデザインの屋根でも同じで、自然の力に逆らわずスムーズに水が流れるベストな状態に施工箇所を仕上げます。
これが雨仕舞の考えになるのです👆
マンションのベランダや学校の屋上などでは、緩やかに勾配が付いていて、雨水が外側に流れていき、最後は排水管に流れるようになっていますが、雨仕舞が良いとそこに溜まる水も少なくなります。
水がスムーズに建物の外に流れてくれれば建物の防水にも、ひいては建物への負担も少なくて済むのです。
「防水」も「雨仕舞」も建物の性能を維持するためには非常に重要で、どちらかにでも不備があると建物内部に水が浸入し、部材の腐食などにもつながります。
たとえ一回一回の雨の影響は小さくても、それが10年15年と経過し積もっていくと、影響も大きくなりますからね。
「防水」はチェックする人が多いですが、「雨仕舞」も上手くできていないと雨水が一か所に溜まってしまって、防水の劣化が早まり雨漏りに繋がってしまったり、屋根自体の劣化が早まってしまいます⚠
ですので、「雨仕舞」にも目を向けてみるのがとても重要なのです😲
大きな事故を防ぐためにも、雨水が適切に処理できているかも確認しておくと、より良い定期チェックになると思います❕
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