近年、建物の工事を行う際には、アスベスト(石綿)が含まれているかどうかの調査がより重要になってきています🔍
多くの方が耳にしたことがある言葉かと思われますが、アスベストとは、クリソタイル、アクチノライト、アモサイト、アンソフィライト、クロシドライト、トレモライトといった天然の繊維状の鉱物のことです。
アスベストは、繊維状で紡織しやすい、耐熱性、耐薬性に優れている、外力による変化に強い、絶縁性を有しているなどの特徴があり、1950年代から70年代にかけて建設業をはじめ多くの工業の分野で使用されてきました🏭
しかし、アスベストを吸入することによって、じん肺や肺がんなどの健康被害を引き起こす危険が知られていき、使用が制限されるようになって、2006年には、重量に対し0.1%を超えるアスベストの含まれた製品の輸入、製造などが全て禁止となったのでした⚠
現在では、新たに作られることはありませんが、アスベストが使用されていた建物の改修工事がどんどん増えてきており、工事をするにあたっての安全対策がとても慎重になってきています🏢
日常で、アスベストの粉塵が空気中を舞っているようなことはないので、普段の生活のなかで健康被害を気にする必要はありません😉
しかし改修工事では、外壁を斫ったり、ひび割れをカットしたり、劣化部に穴を開けたりなど、粉塵が発生する作業を行う場合があります🌀
ですので所有者や作業従事者だけでなく、建物の利用者や周辺の環境等への配慮についても、工事を行う際にしっかり対策をしておく必要があるのです👷
アスベストが原因による健康被害で、中皮腫という病の潜伏期間は、長い場合は約40年との報告もされているので、ひとつの工事でも多くの人と時間と情報の安全を考えておかなければならないのですね🏥
アスベストが使われている建物かどうかは、建築当時の状況を知っている人がいたり、建築時の施工図・材料表などの設計図書が自宅にあったりする場合は、事前にチェックも可能です📝
しかし、確実でより詳細な情報の調査・分析は、施工した業者、販売した宅建業者に問い合わせて、アスベスト調査の専門家や専門の業者に依頼するのが最善な方法です📞
建物や周りの環境にとっても、何より自分自身や家族の安全のためにも、自宅の状況を知っておくのは大切なことですからね👆
現在弊社では、建物トラブル修理診断を行っておりますで、
あなたが抱えている建物の不安やお悩みをぜひお気軽にご相談ください!